バーベリン滞在記 〜ヴァスティ編〜
Vasti ・・・それは、オイル浣腸。
※結構リアルに書いていますので、ご注意ください。
慢性的な便秘を治すのは今回の滞在の大きな目的のひとつ。
もう何年闘っているのか・・・
(感受性が強く、神経が過敏気味な性格も結構影響しているとは思うが・・・)
毎日の薬にもしっかり下剤が。
写真右下のハーブ粉みたいなのが恐らく下剤。
2回目のコンサルテーションでドクターに便秘改善効果がいまいち・・と相談したら、もう一段強めの薬を処方してくれたのだ。
ドクターが『舌先で少しずつ、キャンディーを舐めるように服用するのよ』と指示してくれた。
毎日朝晩の食後に1包をハチミツと混ぜて舐めるように服用。
最初はかなーりお腹がユルくなったが、それ以降は割と快調。
驚くべきは、この下剤、全くお腹が痛くならない・・・!
下剤ジプシーの私の経歴は以下の通り
↓
日本の刺激性下剤 ⇒ 日本のハーブ系 ⇒ 座薬 ⇒ 海外のハーブ系下剤
順を追うごとにナチュラル&穏やかな効き目になっていっているが
必ず毎日スッキリ!!という訳ではなく、出ない日も。
一度ちゃーんとリセットしたいなあと思っていたのだ!
さて、前置きがかなり長くなったが、2回目のコンサルテーションでスペシャルトリートメントの後半スケジュールが言い渡された。
まさかのヴァスティ×2回。
な、なんと・・・!
今回も結構な苦行になるのでは・・と身構えた。
朝食・昼食は軽めにとり、午後3時から開始。
まずはベッドの上に仰向けになり、お腹をオイルマッサージ。
次はハーブボールで、ヘソ周りをペタペタ。
その後、左側を下にして横になり、左ひざを直角に曲げる。
恐怖で硬直していたのがセラピストに伝わったらしく、『リラ〜ックス、リラ〜ックス』と言われた。照
そして先端にチューブを付けた、大きなプラスチック製の注射器でオイルを注入。
日本でおなじみの浣腸とは全くの別物。
そして、注入後にセラピストはこう言った。
『3時間待つのよ。』
・・・私は苦行スイッチをオンにした。
1時間半が経過した頃から便意が。
座っていると辛いので、横になったり色々を体勢を変えてみる。
結局3時間はもたず、2時間そこそこでトイレへダッシュ。
一体何が出るのかワクワクしたが、ほぼオイルだった。
でも、注入した時のような黄金色のオイルではなく
中濃ソースみたいになっていた。
あとから聞いた話だが、このヴァスティというオイル浣腸の目的は、腸を刺激して便を出すというよりかはオイルを腸壁に浸透させるためなんだそう。
そして腸に浸透したオイルが老廃物を浮き上がらせて絡めとって排出する。
このヴァスティもアーユルヴェーダ下剤と同じく、お腹が痛いという感覚は全くなかった。
(ただ、出ようとしている物を我慢するのが辛かっただけ。)
その日の夕食はスープとロティ・蒸し野菜とかなり軽め。
翌朝からは体調が良く、何だか身体も軽かった。
日々の食べ過ぎを反省し、その日は控えめに朝食をとった。
すると久々にお腹が『ぐぅ〜』となるのを聞いた。
なんとも気持ちの良い、爽快な空腹感だった。
これだよ、これこれ。理想的な状態。
本来人間ってこうあるべきなんだよ。
空腹なのが自然な状態なのよ。
日本で仕事中に感じる、苛立ち混じりのガス欠みたいな空腹感とはまるで違う。
本当に自然に『あ〜お腹すいてきたな』という感じ。
お腹が空いていないのに何となく口寂しくて物を食べてしまう悪い習慣を改善しようと誓った。
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