ヨガの小話〜手綱を握ろう〜




心や物が自分のコントロール範囲外にあると感じた時、何となく嫌な気分にならないだろうか?


まずはモノ。


例えば、あるはずのものが見つからない時。


そわそわして、心と身体のエネルギー・時間を浪費してないだろうか?


断捨離が精神的にも有効とされているポイントはここにあると思う。


巨大迷路を上空から眺めるように、どこがどうなっているか把握できていれば最短距離でゴールへ向かえる。


時間も労力もセーブできて気分晴々。


部屋を片付けると心まで整頓されたような、とってもスッキリした気分になる。




モノに振り回されるのではなく、自分で取捨選択してコントロールしているという感覚が心地良いことに気づくはず。



じゃ、次はココロ。


心が自分のコントロール下にない時とは…


自分の行動や言動・思考が自分の意志なのか、他人の意志なのか、よく分からなくなっている状態。


私の例で言うと…


大学卒業前の就活中、特に何がしたいかも分からず自分で決断することを怠った。


先輩や先生、親やネット情報に勧められるがまま何も考えず、最初に内定が出た銀行に入社した。


結果?


半年で退職した。


自分の意志で入ったわけでも、何か目標を持っていたわけでも無かった私は強烈な“させられてる感”に心身が病んでしまったのだ。


今だから笑って話せるが、当時は結構苦しんだ。


心の奥底では嫌だと思いながらも、他人から言われてなにかをする時、それぞまさに心の手綱が自分の手元に無い状態。


じゃあ手綱を握るには?


自分の内面・思考を一歩下がったところから客観的に観察するのだ。


心が本当に望んでいる事を知り、行動や言動をそれに従わせれば心のバランスは取れてくる。


心のざわつきは静かになり、行動への迷いが少なくなってくる。


ここでのポイントは


心・頭の中を『ただ眺めて冷静に分析すること』


ジャッジは禁物。


知らないうちに、“ああっ!またこんなネガティブ思考してる!私はなんてダメなんだ…”


とか思うのは逆効果。


ただ見て理解する、これだけ。


1日10〜15分くらいでも瞑想やヨガを通して心を観察してみよう。


一日10分の瞑想でも人生全体に大きなインパクトを与えることは可能だと言われています。


短い時間でもいいから継続的に。


あと、感情を押し殺したり、無になるのとは違うというのがミソ。


また、瞑想中の姿勢も座禅を組んだりせずとも


頭頂から坐骨までが一直線、背骨がきちんと真っ直ぐに伸びていて快適かつ安定していれば椅子に座って瞑想しても大丈夫。


あとは集中とリラックスの丁度良いバランスを保つこと。


私もまだまだ手綱さばきを練習中。


日々の小さな変化を楽しみながらやってみよう!




Friend of the Earth

自然と調和 心地よい暮らし 食・モノ・心  ライフスタイルをトータルにコーディネートします。 バックグラウンドはアーユルヴェーダ・ヨガ・マクロビなど様々な要素のいいとこ取り。 お気軽にご連絡ください。

0コメント

  • 1000 / 1000