あるシヴァナンダヨガの先生の話
新年3日目はサットサンガに初参加。
サットサンガという言葉の意味はサンスクリット語で『賢者又は聖者の集まり』というらしい。
簡単に言うと、勉強会みたいなもの。
内容は聖典・経典の解説の他、瞑想の練習やキルタン、チャンティグなどなど。
意見を交換し、皆で考える場でもあるらしい。
瞑想って自分1人だとなかなか難しいけど、先生のガイドと静かな空間があれば意外と集中できた。
心を無にしてひたすら座るのが瞑想ではない事を実感。
サットサンガ後に先生と話す機会があり、色々聞いてみた。
●黄色の上着×白のパンツは先生のユニフォーム。
シヴァナンダヨガの先生は一発で分かる。
なぜなら皆黄色のTシャツに白いパンツだから!
自我を抑える意味合いを込めて、人に教える時は必ずこの『制服』を着るそう。
オシャレなウェアは『自分』を良く見せたい・演出したいというエゴを生むため、『制服』を着るのだ。
●レッスンスケジュールに講師名が無い
シヴァナンダヨガセンターのレッスンスケジュールには講師の名前が載っていない。
何故かと言うと、ここでも『自我』を出さないため。
『私』のクラス
『私』の生徒
こう言うインストラクターは実に多い。
しかし、シヴァナンダヨガセンターの先生はこう言う。
「私はシヴァナンダ先生が作り上げて下さった、完成されたものを人に伝えるための道具のようなものなんです。何て言うかなぁ、ストローみたいな!付け足したり省略したり歪めたりすること無く、完成されたものをそのまま伝えていくのが私たちの役割だと思っています。」
…
こんな事言える先生って何人いるのか。
自分の名前を売って、『生徒』というお客さんを集める事に必死なインストラクターが多いなぁと感じていた中で強いインパクトがあった。
目新しい事を次々行って世間の注目を集める事が当たり前になっている世の中で、こんな純粋な思いでヨガを伝えるために働く人がいることに感動した。
いろんな先生のレッスンへ行ってみたが、ヨガの教えがしっかりと滲み出ている数少ない先生の1人だなぁと思った。
レッスン中に心に引っかかる点があると通うのを止めてしまう私だが、この先生からは色々と学びたいなと感じた。
レクチャーが盛り込まれたカレンダーも頂き、良い年になりそうです。
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