ポジティブな死と寿命のお話

様々な漢字に含まれる『ヒ』という部首がある。

これに人間を表す人偏をつけると〝化ける〟となる。

そしてその〝化ける〟には〝他人が尊く変化する〟という意味があるそうな。

ということで、タイトルの『死』も、そういう意味を含んでいる。

悲しい・寂しい・怖いといった印象を持ってしまいがちだが、

どうせ避けられないならポジティブな意味付けがあることも知っていて損は無いと思う。

どのような形であれ、その人の命が最も満ち足りた瞬間が『死』という考え方が存在する。

人が亡くなる地点である『寿命』という漢字を思い出してみて欲しい。

まさしく〝命のことぶき〟で、〝命満了!おめでとう!〟みたいなニュアンスなのだ。

マラソンでゴールテープ切った瞬間みたいな。


その他、興味深い話として、

江戸中期の禅僧・白隠は、晩年に〝人間、死ぬときは死ぬのがよい〟という境地に達したそうだ。

怯えない、しがみつかない、幸せな捉え方だと私は思う。

やって来る老いや死に対して、ただ怯えて過ごすのでは無く、

終わりが来るのが分かってるなら、

どうやったら残りの時間を最大限活用して人生楽しめるかなー

与えてもらった才能・能力を活かして、どれだけ周囲や世の中に貢献できるかなー

とか考える人間でいたいと思う。

ほんで、〝ああー今回の人生、もっかいやりたいくらい楽しかった〜。有難う。〟 

とか言いながら、ほくそ笑みながらポックリ逝きたいと思う。

『死』について考えるのは、個人的に結構好きである。

日常が違って見え始める。

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