牛から学ぶYOGA哲学
インドに興味は持っているものの、ここに疑問を持ったことが無かった。
神聖とされる動物がなんで『牛』なのか?
久々に開いた『あるヨギの自叙伝』にガンジーの面白い見解が載っていたので、ご紹介。
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牛はわたしにとって、大自然の万物を代表しているように見える。
牛は人間に、もの言わぬ大自然の心を理解するよう語りかけている。
人間は牛を通して、自分がすべての生き物と同じ命であることを悟るよう、
促されているのである。
古代の聖賢がなぜ牛を神聖視したか、わたしにはよくわかる。
インドでは、牛は最も格好なたとえであった。
牛は多くのものを人間に与えてくれる。
乳を与えてくれるばかりでなく、農業を可能にしてくれた。
牛は、大自然の無言の恵みを語っている。
人はこの温和な動物の中に、大自然のを読み取る事ができる。
牛は何百万という人々にとって第二の母である。
牛を保護することは、すべての神の被造物を保護することである。
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『ヨガ』という言葉の意味は『つながる』こと。
ここまでは良く聞く話。
UTLやymcなどのティーチャートレーニングの教科書にも出てくる。
でもこの先を教えてくれるところって意外と少ないのではないか。
・・・じゃあ、『つながる』って何なのか。
これを初めて教えてくれたのはマスタースダカ。
彼は講義でこう教えてくれた。
YOGA means UNION, UNION means GIVE.
『つながる』とは『与えること』
この世のものは全てが繋がっており、
自分とその他のもの全てを含めて『ひとつ』と考える。
そして、その大自然のサークルの中で全ての生命は『他に与える』ために生きている。
全てのものが与え続けることで循環ができ、
上手に色んなことがバランスを保って回って行くのだ。
だから当然、ここで不安や恐れ・エゴなどから来る執着によって
抱え込みや他から貰うこと(Take)ばかりを行うと循環は止まり、バランスが崩れてくる。
これは人間だけが行う行為。
人間に対し、ひたすらに与え続ける牛の姿はまさに学びの対象なのである。
だから、自分も大自然の一部として、得る事ばかりでなく
いかに『他に対して何を与えられるか』を考えなきゃな〜と思う。
音声バージョンも宜しければ^_^↓
https://youtu.be/wVVMl0WF8XE
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